妊娠中の下腹部痛について
妊娠初期の下腹部痛
生理予定日を過ぎた頃から下腹部痛が続く人は結構いるようです。
出血がなければ大半は問題が無い事が多いですが、痛みが強かったり長く続く時は病院へ行きましょう。
この時期の痛みの原因は、子宮は急速に変化をしていますので、妊娠した事による充血に伴う痛みだったり、子宮を支える靱帯や筋肉、周りの皮膚などが引っ張られる痛みだったりします。
生理痛の様な痛みは、子宮の収縮に伴う場合が多いでしょう。
生理痛を感じ安い人は、妊娠中のお腹の変化も感じやすいという説もあります。
妊娠中期以降の下腹部痛
この時期は、本人が思っている以上に子宮の大きさが変化しています。
羊水が増えたり赤ちゃんの大きさも体重も増えて、子宮を支えている筋肉や皮膚が引っ張られていくので、その痛みである場合がほとんどです。
特に足の付け根の痛みは妊婦さんのほとんどが経験する痛みで問題はありません。
気になる時は、症状が軽くても病院へ
いくら 「良くあること」 とは言えども、気になる時は病院へ!
症状が軽くても決して恥ずかしい事ではありません。
妊娠は人それぞれみんな違うものなので、気になることはどんどん先生に聞いて、安心した方が赤ちゃんにも良いのです。
もし、「こんな事で病院へ来たのか?」というような態度をとる先生がいたら、ろくな先生ではありません。
妊娠は3回妊娠したら3回とも違うものなのです。
ちょっとでも心配な時は迷わず病院へ行きましょう。
危険な兆候の場合もある
妊娠初期、特に胎児の心拍が確認されるまでは流産の可能性が最も高い時期です。
この時期に下腹部痛を伴う出血があったら、すぐに病院へ行きましょう。
早い処置で流産をくい止める事が出来る場合もあります。
しかし、流産が始まってしまった場合、それを止める事はどんなに優秀なお医者さんでも不可能です。
この時期の流産の原因はママではなく、細胞そのものにある場合がほとんどなので自分を責めないで。
1度や2度の流産は、事故の様なものなのです。
3度繰り返したら、習慣流産を疑います。
管理人も妊娠期を通して下腹部痛がありました
妊娠したかも?と思った頃から、いつも寝起きに左の卵巣あたりから膣にズーンと走る痛みがありました。
子宮内膜症の手術を経験しているので、もしも卵管が癒着を起こしていて子宮外妊娠になっていたら・・・
そう思うと心配で仕方がなく、生理予定日を数日過ぎただけで病院へ行きました。
(妊娠検査薬は日を置いて2度、陽性を確認しました。)
超音波には赤ちゃんの袋(胎嚢)が映らず、子宮内が充血しているという事しか分かりませんでしたが、先生は
「病院に来るのが遅すぎるより、早すぎる方がよっぽどいいよ。
子宮外妊娠とか心配だもんね」
とニコニコ話してくれました。
3日後にもう一度来るように言われ、結果、数ミリの胎嚢がちゃんと子宮の中に確認されました。
その痛みは病院で妊娠が確定した後も続き、心配で何度も先生に相談しましたが出血するわけでもないのでそのまま様子を見るだけでした。
しばらくすると膣に走る痛みに加え、生理痛の様な重くドーンとした痛みが起こる様に。
さすがに心配で先生に相談しましたが、出血は少しもなかったのでそのまま様子を見るようにと言われました。
張り止めの薬も貰えませんでした。
結局その痛みは、妊娠後期になると歩けないくらい酷いことも頻繁でしたが、出産予定日まで何事もありませんでした。
私は子宮内膜症持ちなので、多少なりともそれが関係していたのかもしれません。
万が一、流産の兆候だといけないので、妊娠初期のうちは基礎体温を計り続け、体温が高い事を確認していました。
(通常、妊娠15週頃から基礎体温は下がってきます)
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