水子供養について
死産した時からずっと考えていました。
遺骨をどうするか・・・。
お墓を買うことは夫も私も考えていなかったのと、もしお墓を購入したとしても、しばらく赤ちゃんは独りぼっちでお墓に入っていないといけない。
そう思う反面、遺骨はあくまでも遺骨だけであって、赤ちゃんの魂はそこにはいないんだから、私たちが納得いく方法を選ぶしかないと考えたり。
あれこれ考えるものの、どうしたら良いのか結論が出せませんでした。
初めは、1年間くらいはお供えを続けて家に置いておこうと思っていました。
すぐに手放すのも寂しいと思ったからです。
でも色々と調べていくうちに、家に置いておくよりも、水子地蔵にお願いした方が良いのではないか?と思うようになりました。
だったら四十九日に間に合うようにお経をあげてもらい、納骨した方が良いのでは?と夫と意見が一致したので、なるべく近い場所の水子供養のお寺を探しました。
見つけた水子供養のお寺に行ってみました
2カ所の水子供養のお寺が候補に挙がり、実際に行ってみました。
最初に行った場所は、水子供養専門のお寺でした。
本堂に入って話を聞くと、戒名を付けて永代供養してくれるとのことでしたが、納骨はしていないという事でした。
遺骨が無い場合の水子供養のみでした・・・。
次に行ったところは永代供養と水子供養をしているお寺です。
御住職には会えませんでしたが係の人が説明してくれました。
供養の方法、場所、金額・・・等々考えて、こちらで供養していただくことに決めました。
【水子供養当日】
予約をした時に、遺骨、お布施、納骨料、供える果物、花束一対、埋葬許可証、実印証明書、実印、住民票を持ってくるように言われたので、これらを持って行きました。
部屋に通され、お茶とお茶菓子を出してくれて、そこで手続きをしました。
もう一組、私たちのように子供を一人連れた夫婦が花束を持って来ました。
私たちより後から来たのに、すぐにお経が始まって先に帰って行ったので、おそらく水子供養の何回忌かだったんだと思います。
待つこと15分、準備が整いましたと本堂へ移動しました。
お経を上げている間、息子が「まだ終わんないの〜」と言ったり、息子がトイレに行ったりと落ち着かない気分ではありましたが、お焼香もして無事に供養が終わりました。
供養している間御住職の前にあったお守りを渡されました。
これから埋葬する場所の水子地蔵を繋がっているお守りだそうで、このお守りに気持ちを込めると水子地蔵に気持ちが伝わり、その気持ちを水子に伝えてくれるというものだそうです。
1年くらいは肌身離さず持ち歩いて下さいと言われましたので、お財布に入れてあります。
供養が終わった後、係の人と一緒に外の水子地蔵の所へ行き、遺骨を埋葬しました。
大きな水子地蔵の足下を開けると、小さな遺骨が沢山並んでいました。
骨壺の蓋と、カバーの正面に名前を書き入れた後、そこへうちの子も入れて貰いました。
【水子供養が終わってみて】
家に遺骨がある時は、お花を生けたり息子も自分のおやつを分けてお供えしたりしていたので、納骨するのがちょっと寂しいな、と思っていましたが、実際に供養と納骨が済むと、少し気持ちが楽になりました。
まだ少し家に遺骨が無くなったことは寂しい気もすしますが、赤ちゃんにとってはこの方がいいのかなと思えるようになりました。
【なぜ死産したのか気になって・・・】
実は、どうしても死産したことは私のせいなのかもと気になって、ある人に透視してもらいました。
すると、
『赤ちゃんが亡くなったのはあなたのせいじゃない、生まれても心臓が弱い子だったから自分で選んだんです。でもお母さんに会いたがっています。だから水子供養のお寺で供養してもらって下さい。次は健康な身体で生まれて、お母さんに会いたがっていますよ。なので次の妊娠を望んであげてください。確率は高いですよ』
と言われました。
信じる信じないは人それぞれだと思いますが、私はこの透視結果を信じることで気持ちが救われたので信じようと思います。
でももしこの先、赤ちゃんが出来たとして無事に生まれたら、この子はこの子、お空に行った子はお空に行った子として考えていこうと思います。
心のどこかでは生まれ変わりだと思うこともあるかも知れませんが、子供には生まれ変わりだなんて言わないで、本当はもう一人お兄ちゃんがいたんだよ、お空にいるんだよと教えたいと思います。
【水子供養とは】
どうやって供養したら良いのか迷って、本当に色々調べました。
戒名を付けないと成仏できないとか、水子に戒名を付けることはおかしいとか、お葬式をしない場合は戒名を付けるのはおかしいとか・・・。
また、位の高い戒名を付けるにはお布施(値段)が高いなんていうことも書いてありました。
きちんと供養しないと成仏できない、魂はずっと迷い続ける・・・と書いてあったり、水子は何の罪もないからみんな成仏できる、天国へ行けると書いてあったり。
お寺によって色々でした。
結局最終的に私が辿り着いた答えは、
「お空へ帰った赤ちゃんをを想う気持ちが一番の供養になる」
ということです。
自分が納得できる方法を見つけるしかないんだなと思いました。
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死産を経験したママへ
残念ながら死産してしまい、このサイトに辿り着いた方、心中お察し申し上げます。
死産を経験したママは、自分を責めてしまう方も少なくないと思います。
私もそうでした。
私のどこが、なにがいけなかったのか、ちゃんと産んであげられなかったことを申し訳なく思い、眠れず辛い毎日でした。
気持ちが少し落ち着いてからこの本を読んでみて、もっともっと気持ちが楽になりました。
お空へ帰ってしまった赤ちゃんに対し、ごめんねという気持ちよりも、ありがとう という気持ちでいっぱいになりました。
これは私個人の気持ちですが、死産を経験したママにぜひ読んでもらいたい1冊です。
赤ちゃんのことを想い続けながらも、元気になれると思います。
5歳の息子は、
『この本のタイトル見たら涙が出ちゃったよ。』
と言っていました。
簡単に本の説明をしたら、
『子供はみんなママが大好きなんだね』
って言いました。
ママのためにも、お空へ帰った赤ちゃんの兄弟にとっても良い本だと思います。
私の死産体験記はこちらです
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